• tomoyaさんのエントリ配信
  • RSS
  • RDF
  • ATOM

ともやのスペイン通信 - 第78号 夏ボケ雑感

*** 写真画像や変わり文字色の上をクリックすると拡大写真が見れます ***

*** ノートンなどスパム対策ソフトをご利用の方は広告ブロックを無効にしてご覧ください ***

m_perfil.gif第78号 夏ボケ雑感2011/07/09 7:25 pm

パンプローナのサンフェルミン牛追い祭や平塚の七夕祭が始まるといよいよ夏本番と心も決まってくる。寒暖計は何のためらいもなく連日35℃前後を差してくれる。湿度40%の我が家でもこの暑さには耐えられず冷房の世話になっている…。

「電力不足だから冷房を切れ…」なんたる暴言か。

国民の安らかな生活を確保するために国家(政治)があることを忘れてしまった日本国は、カシワのガラにしかすぎないと思う。わしのような素人の資料収集でも原発事故の電力不足分は既存の水・火力発電の再稼動で十分補充できることを知っている。「冷房を切ったら耐えられんだろう。だから原発を再稼動させよ…」そうは問屋が卸さないよ。

外からみていると、首都圏の電車の間引き運転にしろ今回の節電キャンペーンにしろ、日本社会は必要以上に「社会に従属することをよし」とする感覚が多いのだろうか。政治が形骸化してしまい、政治の実質的意義が低下すると群衆の時代が来るのかも知れない。その走り現象をスペインの15M運動にみる(ブログ自笑庵「広場の占拠」参照)。

15M運動。それは今こそ真の民主主義を! ( Democracia Real YA ! ) というスローガンを掲げた大衆運動だ。第一に政治不信をアッピールするために既存政党員の参加拒否、政党的発言の禁止を前提とする。雇用と失業、金融システム、企業の組織などで直面した不満を曝け出して「共通認識」を持とうというもので、全国50都市で立ち上がった。運動は先月に19Jと改名されたが、続行しているのかバケーションなのか、ニュース不足でいる。

ヨーロッパ社会は伝記物が好きで、書斎の飾り物にもなっている。電子図書時代を迎えようとしている今、スペインの王立歴史アカデミーは文部省などから640万ユーロ(約7億円)の援助を受け、このほど著名人の伝記事典全50巻を10年がかりで完成させた。が、「フランコは権威主義者だったが独裁主義者ではなかった」の記載に反発者が多く、全面的に書き改めるまで出版停止となった。多額・年数をかけての伝記物、フランコ云々には時代錯誤としかいいようがない。

Silencioドイツも政局その他で多難のようだが、ハンブルク州で発覚したO104事件はスペインの園芸農業を風評被害に巻き込み壊滅的打撃を与えながら死者49名、感染者4千人を出してまだ拡散している。感染源はスペイン産有機キュウリから二三転して、現在はエジプト産のマメ科の種子ということだ。スペインがドイツ、オランダより2週間早く出荷できるタイミングを狙った作為的風評だ、EUの決めた賠償金2億1千万ユーロではカバーできるものではないと専業農家は不満の声を高めている。EUはなかなか一枚壁にはなりにくい感じだ。

ヨーロッパの主要共通通貨ユーロは、ここのところ周辺国が荷物になって厳しさを深めている。とくに債務総額が年々増加して3年後にはGDP比でギリシャ180%、ポルトガル135%、スペイン90%と減少することはないが、これも支払い能力回復の道が見いだせるかどうかにかかっていることだ。

このエントリーの情報

トラックバックping送信用URLを取得する

  • by tomoya
  • コメント 2
  • トラックバック数 0
  • 閲覧数 15404
スペイン通信こよみ
« « 2017 11月 » »
29 30 31 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 1 2
月・年度別一覧表

総一覧へ

(1) 2 3 4 ... 17 »

最新のスペイン通信
最近のコメント
受信トラックバック