• tomoyaさんのエントリ配信
  • RSS
  • RDF
  • ATOM

ともやのスペイン通信 - 第79号 体力検定

*** 写真画像や変わり文字色の上をクリックすると拡大写真が見れます ***

*** ノートンなどスパム対策ソフトをご利用の方は広告ブロックを無効にしてご覧ください ***

m_perfil.gif第79号 体力検定2011/09/26 11:32 pm

フジツボ貝やカキ殻で覆われた昭和初期の木造舟が薬漬けの西洋医学に助けられてなんとか転覆をまぬがれた(スペイン通信第76号参照)。薬の量を減らしたり取り替えたり、服用の時間や組み合わせの変更等などと、主体性を薬に奪われてしまったような5ヶ月間が過ぎた。スペイン人の言う入院日数X9が体力回復の目安と信じ一夜の外泊に挑戦してみた。

RollsRoyce Clasicosマドリーより中央山塊をトンネルで抜けたお隣さんセゴビアまで1時間強のバスの旅だった。ハンドルから解放され、20数年前ぶりの高い座席からの眺めは、見慣れた景色を一変させ優越の快感まで味わせてくれた。おまけに国営ホテルに着いてみると、玄関前で7台のロールスロイスのクラシックカーが出迎えてくれた。偶然に同好会の面々と同宿になったようだ。

受付では、一番肝心な身分証明書(居住権カード)を家に忘れてきたが、係のセニョールは大目にみてくれた。居住証不携帯なんてはじめてのことだ。健康保険証持参のことばかりが頭にあったようで、心まで水気をなくしていたことに驚いた一幕だった。

血圧、貧血、胸の動悸も異常がなさそうだったので念願の水泳を屋内プールで試みる。体重が5キロばかり減ったので水泳パンツの締め紐をいっぱいまで締め込んで水面に足を入れた。何の不具合もなく泳げる。感激に浸ったものだが、平ではいけてもクロールでパンツがずれ下がってしまい、大笑いした隙に水を飲み込んだ。

50日ぶりの外食(前回は入院食)で食前酒を一杯ひっかけ、山羊チーズとコジュケイの盛り合わせサラダ、子豚の丸焼きの足一本分をペロリと胃袋におさめる。快調。

国営ホテル「友の会」の無料サービス券で濃口のコーヒーを飲んでから館内散策をする。油絵展の一画があった。手製の額縁が遊び心がにじみ出ておもしろかった。

朝の陽でまぶしく下端を輝かせていた雲もいつしか消え、水道橋、教会がくっきりと窓を飾ってくれた。不況対策からか、別の国営ホテルで利用可能な15%の昼食割引券をチェックアウト時にもらい、タクシーで水道橋まで下りる。旅行者の目で見上げた古代ローマの水道橋は、いまさらながらスケールが大きい。バスターミナルまで1kmほどの遊歩道を散策し快適な直行バスで帰途につく。

自信がついた。病の話はこれでおしまい。元来の出たがり屋に戻り、取材と制作にエネルギーを燃焼させてゆきたい。

このエントリーの情報

トラックバックping送信用URLを取得する

  • by tomoya
  • コメント 9
  • トラックバック数 0
  • 閲覧数 15014
スペイン通信こよみ
« « 2017 11月 » »
29 30 31 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 1 2
月・年度別一覧表

総一覧へ

(1) 2 3 4 ... 17 »

最新のスペイン通信
最近のコメント
受信トラックバック